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中国動向2024年10月分(前半・後半)                  大久保勲(要点)

更新日:10月31日



9月分、製造業購買担当者指数は49.8%で、前月より0.7%上昇し、総合PMI産出指数は50.4%で、前月より0.3%上昇した。中国の景気水準は総体としてある程度回復した。

9月分、製造業生産指数は51.2%で、前月より1.4%上昇し、臨界点以上に上昇し、製造業の生産活動が加速した。新規注文指数は49.9%で、前月より1.0%上昇した。(10/3)


・『2023年全国科学技術経費投入統計公報』によると、2023年中国の研究と試験発展(R&D)経費投入総額は3.3兆元を突破し、33357.1億元に達し、前年より8.4%増加し、増加速度は「十四五」時期の「年平均7%以上増加」の計画目標より高い。(10/4)

・10月1日、全国の鉄道は延べ2144.8万人の旅客を輸送し、1日の旅客輸送量がこれまでの最高を記録した。(10/4)


・最近開催された中央政治局会議では、努力して資本市場を活性化させ、中長期資金の市場参入を強力に誘導し、社会保障、保険、投資信託などの資金の市場参入の閉塞点を解消することを提案した。(10/6)


・旅客輸送量が何度も過去最高を記録した背景には、国慶節の前夜に16万キロを突破したばかりの鉄道走行距離がある。現在、中国の鉄道の年間旅客輸送量、回転量、貨物輸送量は安定的に世界第一位であり、高速鉄道の営業距離は4.6万キロを超え、世界の他の国の合計を上回っている。(10/7)


・2024年7月、国連が世界人口推計2024年版を発表し、中国の人口(中位推計・以下同じ)は2023年7月1日時点の14.23億人から2050年に12.60億人に,2100年には6.33億人に減少するとした。(10.東亜)


・中国は製造大国であり、製造業の規模は14年連続で世界第一位にランクされ、製造業の付加価値が世界に占める比率は約30%であり、たいへん多くの種類の機械設備保有量は世界第一位にランクされている。関係機関の計算によると、現在、社会全体の設備ストック資産の純価値は約40兆元である。新型工業化、新型都市化の深化に伴い、先進設備に対する需要はますます高まっている。(10/9)


・ムーデイーズ社は、アメリカの消費者が中国に関税を課すコストの92%を負担し、平均してアメリカの家庭ごとに年間1300ドルの支出を増やしていると推計した。(10/10)


・10月10日、中国人民銀行は公告を発表し、「証券、ファンド、保険会社の交換ファシリテイ」を創設することを決定し、条件を満たした証券、ファンド、保険会社が債券、株式ETF、上海深圳300成分株などの資産を担保として、中国人民銀行から国債、中央銀行手形などの高レベルの流動性資産に交換する。第一期の操作規模は5000億元で、状況に応じて操作規模をさらに拡大することができる。このツールを通じて得た資金は株式市場への投資にしか使えない。(10/12)


・「財政部は、既に確定した政策の加速的な実施の基礎の上に、成長の安定、内需の拡大、リスクの解消を中心に、近日中に的を絞った増量政策措置を次々と打ち出す予定です。」と財政部長の藍佛安は述べた。(10/13)

一括増量政策措置には、地方が政府債務リスクを解消するための支援を強化し、特別国債を発行して国有大型商業銀行が核心一級資本(Tier1)を補充することを支援し、不動産市場が下落を止めて安定を取り戻すことを支援し、重点群体への支援保障を強化することなどが含まれる。(10/13)


・商務部のデータによると、今年の1-8月、中国は3.7万近くの外資企業を新設し、前年同期比11.5%増加し、実際の外資使用は5800億元を超え、世界の他の国と横方向の比較でも、ここ10年間の投資誘致規模との縦方向の比較でも、いずれも高い水準にある。(10/14)

・税関総署によると、今年の最初の3四半期、中国の輸出入総額は32.33兆元で、前年同期比5.3%増加し、史上最高を記録した。その中で、輸出は18.62兆元で6.2%増加した。輸入は13.71兆元で、4.1%増加した。


・9月末、広義通貨(M2)の残高は309.48兆元で、前年同期比6.8%増加し、前月末よりも0.50%高く、安定して上昇している。前3四半期,人民元ローンは16.02兆元増加し、社会融資規模は25.66兆元増加した。(10/16)


・初歩的な計算によると、前3四半期の中国の国内総生産は949746億元で、不変価格で計算すると、前年同期比4.8%増加した。うち第1四半期5.3%、第2四半期は4.7%、第3四半期は4.6%増加した。(10/19)

・前3四半期の全国都市調査失業率は5.1%で、消費者物価指数は平均0.3%上昇した。対外貿易の状況は予想よりも良く、前3四半期の輸出は6.2%増加し、外貨準備は再び3.3兆ドルに戻った。(10/19)

・前3四半期、ハイテク産業への投資は、前年同期比10%増加。規模以上のハイテク製造業の付加価値は前年同期比9.1%増加、規模以上の工業平均成長率より3.3%高い。(10/19)


・9月、中国の新エネルギー自動車の生産と販売はそれぞれ130.7万台と128.7万台を達成し、前年比でそれぞれ48.8%と42.3%増加し、新エネルギー自動車の新車販売量は自動車の新車総販売量の45.8%を占め、月間生産と販売は史上最高を記録した。伝統的な燃料乗用車の国内販売量94万台、前年比で30%減少した。(10/21)

1984年9月、大連経済技術開発区は中国初の国家級経済技術開発区として認可された。現在まで、国家級経済開発区の数は229か所に達し、31の省(市、区)に広がる。(10/21)


・2023年に229の国家級経済開発区は、輸出入総額10.1兆元、実際に使用した外資395億ドル、全国の対外貿易総額と実際に使用した外資総額に占める比率は4分の1近い。(10/21)

・10月21日、1年物貸出市場オッファー金利(LPR)を3.10%、5年物以上LPRを3.60%と発表した。どちらも25bp引き下げた。(10/22)


・今年上半期、中国の経常収支黒字は937億ドルで、同時期の国内総生産(GDP)との比率は1.1%で、引き続き合理的で均衡のとれた区間にある。(10/23)


・工商銀行、農業銀行、建設銀行、中国銀行の公式サイトによると期間1年、2年、3年、5年の定期預金の公示金利は、1.1%、1.2%,1.5%1.55%に引き下げられた。普通預金は5bp(0.5)引き下げられて0.1%に、7日間通知預金金利は25bp(0.25)引き下げられて0.45%に、期間1年、2年、3年、5年定期預金はいずれも25bp引き下げられた。(10/24)


・前3四半期、中国の貨物貿易の輸出入総額は32.33兆元で、史上同期で初めて32兆元を突破し、前年同期比5.3%増加した。(10/27)


今年1-9月に3.6兆元の特別債を発行し、3万件以上のプロジェクトを支援し、2600億元以上をプロジェクト資本金として使用した。(10/29)

・今年8月末現在、人民元ローン残高は252.02兆元で、前年同期比8.5%増加した。(10/29)


・30日4時27分、神舟19号有人宇宙船を搭載した長征2号遥19ロケットが酒泉衛星発射センターで点火して打ち上げられ約10分後、神舟19号有人宇宙船とロケットの分離に成功し、予定軌道に入り、宇宙飛行士と乗組員の状態は良好で、打ち上げは円満に成功。(10/31)

・10月30日、創業板は15周年を迎えた。15年の発展を経て、創業板は世界で最も活力のある市場の一つとなり、上場会社の数は1358社に達し、総時価総額は12兆元超。(10/31)

 

 

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