・4月分、製造業購買担当者指数、非製造業商務活動指数と綜合PMI産出指数はそれぞれ49.2%、56.4%と54.4%で、それぞれ前月よりも2.7%、1.8%と2.6%低かった。(5/1)
・世界ゴールド協会の報告によれば、世界の中央銀行は2022年に1136トンの金の純購入量で史上最高となった。(5/1)
・注目に値するのが、中国人民銀行は連続5か月金準備を増加させた。昨年11月中国人民銀行が金を買い増して以来、金準備は6264万オンスから今年3月末の6650万オンスまで、累計で386万オンス買い増しした。(5/1)
・中央財経委員会主任習近平は、5月5日午後、第20回中央財政経済委員会第1回会議を主宰し、次のように強調した。新しい中央財経委員会の工作をしっかりやり、現代化産業体系の建設を速める問題を研究し、人口の質の高い発展で中国式現代化を支える問題を研究しなければならない。(5/6)
・販売サイドから見ると、商品建物販売面積の下降幅は狭まっており、販売額は減少から増加に転じている。1-3月,商品建物販売面積29946万平方米、前年同期比1.8%下降、1-2月3.6%の下降幅と比べてさらに狭まった。昨年の24.3%の下降幅と比べて明らかに狭まった。注目に値するのは、商品建物販売額30545億元は、1-2月の0.1%の減少から4.1%の増加に転じ、うち住宅販売額は7.1%増加した。(5/8)
・第一四半期、最終消費の経済成長に対する寄与度は66.6%に達した。消費の回復拡大の過程で、文化観光業は有力有効な手掛かりとなり、文化観光等のサービス消費をさらに促進することは大いにやりがいがある。(5/10)
・2022年全国非私営単位就業人員年平均賃金は114029元で、前年よりも6.7%増となった。増加速度は2021年に比して3.0%下落した。価格要素を控除して実際の増加は4.6%となった。
都市部私営単位の就業人員年平均賃金は65237元で、前年よりも3.7%増加した。前年より5.2%下落し、価格要素を控除して実際の増加は1.7%となった。(5/10)
・5月10日、習近平は河北雄安新区を視察し、主宰して高い基準高い質で雄安新区を建設する座談会を開き、重要講話を発表し、次のように強調した。雄安新区は既に大規模建設と北京の非首都機能引き受けの双方を重視する段階に入り,工作の重心は既に質の高い建設、高水準の管理、質の高い渋滞解消発展を同時に実行する段階に入った。(5/11)
・IMFアジア太平洋部主任Krishna Srinivasan氏は、今年のアジア太平洋地区の経済成長速度は2022年の3.8%から4.6%に上昇し、世界経済成長に対する寄与度は70%前後に達し、今年の中国経済は5.2%成長する望みがあり、国内需要とりわけ消費需要が増加し、中国の今年の経済成長の主要な駆動力となる,と述べた。(5/12)
・今年第一四半期、中国の国際収支は基本的バランスを保持している。うち、経常収支の黒字は820億ドル、同期のGDPとの比は2%で、引き続き合理的で均衡の取れた区間にある。(5/13)
・10日午後開かれた座談会で、関係方面の責任者が雄安新区の建設を次のように紹介した。
スタートエリアの「横4本、縦10本」の幹線道路網が全面的に着工し、4社の中央企業本部、4校の大学、2つの病院が次々と建設され、地下都市の形成が加速しており、”雲上雄安“が初歩的に作り上げられ、都市のひな型が既に顕現している。(5/14)
・中国の調査機関・胡潤研究院は3月23日、「2023胡潤世界富豪番付」を発表した。
今年、中国の企業家969人が資産総額10億ドルを突破し、そのうち中国の飲料水最大手・農夫山泉の創始者・锺睒睒氏(69)の資産総額が4%減の4650億元(約8兆8815億円)で、中国でトップ、世界で第15位と、昨年と同じ順位をキープした。
・4月サービス業生産指数 前年同期比13.5%増、前月より4.3%速くなった。
4月社会消費品小売総額 前年同期比18.4%増前月より7.8%速くなった。うち飲食収入前年同期比43.8%増
1-4月ハイテク産業投資前年同期比14.7%増
4月実物商品ネット小売額 前年同期比10.4%増
4月規模以上の工業増加値 前年同期比5.6%増、前月よりも1.7%速くなった。(5/17 )
・4月分、CPIは前年同期比0.1%上昇、PPIは前年同期比3.6%下降。CPIが低いのは、食品価格下落、エネルギー価格下落幅拡大、国内の一部の耐久消費財値下げ販売促進等。
4月分の、食品とエネルギー価格を除く核心CPIは0.7%上昇、総体として基本的安定を保持。(5/17)
・商務部の関係責任者は、加工貿易は中国の対外開放、産業高度化、国内国外二つの市場の統合、国内循環と国際循環相互促進の面で依然として重要な作用を発揮、と述べた。(5/17)
・4月分、70の大中都市のうち、新築商品住宅と中古住宅販売価格が上昇した都市はそれぞれ62都市と36都市で、前月よりも2都市と21都市減少となっており、中古住宅が減少した都市がかなり多い。新築商品住宅と中古住宅の販売価格が前年同月比上昇した都市は、それぞれ22都市と9都市で、前月よりもそれぞれ4都市と1都市増加した。(5/18)
・国家金融監督管理総局が18日午前北京で正式に開業した。国家金融監督管理総局は国務院直属機構として、証券業を除く金融業の監督管理に統一的に責任を負う。(5/19)
・1-4月累計で、全国一般公共予算収入は83171億元、前年同期比11.9%増、一般公共予算支出は86418億元、前年同期比6.8%増となった。税収収入については、全国税収収入が70379億元、前年同期比12.9%増、期末残余税額控除等特殊要因を除いたのち約4%増加となった。(5/21)
・第一四半期末現在 銀行業金融機構不良貸出残高 3.9兆元 年初より1259億元増加、不良貸出比率 1.68% 前年同期比 0.09%下降,今年第一四半期 商業銀行累計実現利益 6679億元、前年同期比1.3%増(出所:前中国銀行保険監督管理委員会)(5/22 )
・最近開かれた中央政治局会議は次のように提起した。重点領域のリスクを有効に防止解消し、併せて金融リスクの防止解消、不動産市場の平穏で健康な発展の促進と地方政府の債務管理等に対して、重要な布石を打たなければならない。(5/23)
・中国の製造業の規模は連続13年世界の首位である。但し、製品の研究開発と設計、ハイエンドの生産設備、先進的なプロセス設計、先進的な基礎材料、ハイエンドブランド等の面には依然として多くの欠点があることを認識しなければならず、米国、ドイツ等と比較して、中国はまだ製造強国ではない。(5/24)
・今年1-4月、全国規模以上の工業企業が実現した利益総額は、20328.8億元で、前年同期比20.6%下降した。4月分、規模以上の工業企業の利益は前年同月比18.2%下降し、下降幅は3月分に比して1%狭まり、連続2か月狭まった。(5/28)
・4月末現在、三大通信事業者の5Gパッケージ利用者数の合計は12.13億人に達した。(5/29)
・5月分、製造業購買担当者指数、非製造業商務活動指数と綜合PMI産出指数はそれぞれ48.8%、54.5%と52.9%となり、前月よりも0.4%、1.9%と1.5%低かった。中国経済景気水準はある程度下落し、回復発展の基礎はなお固める必要がある。(5/31)
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