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中国動向2022年6月分

更新日:2022年8月25日

                      

(要点)

中国の代表的な株価指数の上海総合指数は、4月26日に終値2886.42で底を打ち、その後総じて上昇を続けている。

今年後半の中国のCPIは引き続き合理的な区間で運営され、年間で3%前後の予期目標を完成させることができる。地縁政治の衝突がなお国際エネルギーと食糧市場に憂いをもたらしているが、中国の食糧供給は充足しており、石炭資源も需要を満足させることができ、加えて供給保障、物価安定政策が持続的に力を発揮しており、中国の金融政策には十分余地があり、他国とともに利上げする必要はない。(6/17)

現在若手の失業率が高すぎる。主要な原因は二つある。一に、新型コロナの影響で、企業の生産経営が困難で、吸収する就業能力がある程度下降した。二に、若者の求職傾向が安定性が強いポストであり、需給の矛盾が激化した。5月分、16歳から24歳までの若者の失業率は18.4%で、前月よりも0.2%上昇した。今年の大学卒業生は1076万人に達し、卒業期の到来に連れて、大学卒業生が集中的に労働力市場に入り、就業圧力がさらに強まる可能性がある。(6/21)

・国家統計局の最新データによれば、今年1-5月、インフラ投資は前年同期比6.7%増加した。(6/22)

・習近平国家主席は23日夜、北京で開催された第14回BRICS首脳会議をビデオで主宰した。南アフリカのラマポーザ大統領、ブラジルのボルソナロ大統領、ロシアのプーチン大統領、インドのモデイ首相が出席した。(6/24)

・習近平は、24日夜北京でビデオ方式で、世界発展ハイレベル対話会を主宰し、重要講話を発表した。アルジェリアのテベン大統領、アルゼンチンのフェルナンデス大統領、エジプトのシシイ大統領、インドネシアのジョコ・ウイドド大統領、イランのリーハイ大統領、カザフスタンのトカエフ大統領、ロシアのプーチン大統領、セネガルのサル大統領、南アフリカのラマフォッサ大統領、ウズぺキスタンのミルジョエフ大統領、ブラジルのモラン副大統領、カンボジアのフンセン首相、エチオピアのアビイ総理、フィジーのバイニマラマ首相、インドのモデイ首相、マレーシアのイスマイル首相、タイのプラユット・チャン首相が出席した。(6/25)

ハイテク製造業中長期貸出残高は10年前と比べて、7倍近く増えた。域外主体が保有する域内人民元金融資産は、10年前と比べて2.4倍増えた。(6/25)

過去10年、銀行貸し出しと債券投資の年平均増加速度はそれぞれ13.1%と14.7%になった。重病保険制度は2012年に作られてから既に12.2億の都市農村住民をカバーしており、高齢者介護サービスは1.5億人をカバーしており、農業保険は農家にリスク保障を提供しており、2012年の0.9兆元から2021年の4.4兆元に増え、災害後の再建にカギとなる資金保障を提供した。(6/25)

・2019年末、我が国の耕地面積約19.18億ムーで、一人当たり平均耕地面積は1.36ムーに過ぎず、世界平均水準の40%である。このほか、我が国の良質の耕地が足りない。全国の耕地を質的に10等級にすると、平均等級はわずかに4.76等である。そのうち、一等から三等の耕地はわずかに31%を占め、中低産田は2/3以上である。(6/26)

・我が国の一人当たり平均食糧占有量は470キロで、世界平均水準より高く、また国際公認の400キロの食糧安全ラインよりも高い。但し、我が国の食糧安全の基礎はまだ不十分であり、需給バランスが極めてタイトなのが、依然として食糧需給の長期趨勢である。(6/26)

・国家統計局のデータによれば、工業経済は4月に底を打った後に、5月に増加幅がマイナスからプラスに転じ、回復的増加を呈している。(6/29)

我が国の経済総量は2012年の53.9兆元から2021年の114.4兆元に増加し、世界経済に占める比率は11.3%から18%超に上昇し、一人当たり平均GDPは6300米ドルから1.2万米ドル超に上昇した。(6/29)

・2021 年12月31日現在、中国共産党党員総数9671.2万名、2020年末比343.4万名純増、増加幅3.7%。(6/30)



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